第26話

教えを喜ぶ人は心が澄んで快く眠ることができる。

教えによって心が洗われるからである。

大工が木をまっすぐにし、弓師が矢を矯め直し、

溝つくりが水を導くように、賢い人は心をととのえ導く。

堅い岩が風に揺るがないように、賢い人はそしられてもほめられても心を動かさない。

おのれに勝つのは、戦場で千万の敵に勝つよりもすぐれた勝利である。

正しい教えを知らないで、百年生きるよりも、

正しい教えを聞いて、一日生きる方
がはるかにすぐれている。

どんな人でも、もしまことに自分を愛するならば、よく自分を悪から守れ。若いとき、壮んなとき、

また老いた後も一度は目覚めよ。

世は常に燃えている。貪りと瞋と愚かさの火に燃えている。

この火の宅から、一刻も早く逃げ出さなければならない。

この世はまことにあわのような、くもの糸のような、汚れをもった瓶のようなものである。

だから、人はそれぞれの尊い心を守らなければならない。



1話から31話の話の中で善いと思ったお話は印刷して下さい。
出かける際には鞄に入れるなどして、明日への向上心、日常の『心の支え、心の糧』としてお持ち下さい。

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参考資料 仏教聖典

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