第五話

道を求めてゆく人は、心の高ぶりを取り去って、

教えの光を身に加えなければならない。


どんな金・銀・財宝の飾りも、徳の飾りには及ばない。

身を健やかにし、一家を栄えさせ、人びとを安らかにするには、

まず、心をととのえなければならない。

心をととのえて道を楽しむ思いがあれば、

徳はおのずからその身にそなわる。

宝石は地から生まれ、徳は善から現われ、

智慧は静かな清い心から生まれる。


広野のように広い迷いの人生を進むには、

この智慧の光によって、進むべき道を照らし、

徳の飾りによって身をいましめて進まなければならない。


貪りと怒りと愚かさという三つの毒を捨てよ、

と説く仏の教えは、よい教えであり、その教えに従う人は、

よい生活と幸福とを得る人である。



1話から31話の話の中で善いと思ったお話は印刷して下さい。
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参考資料 仏教聖典

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