第六話

人の心は、ともすればその思い求める方へと傾く。

貪りを思えば貪りの心が起こる。

怒りを思えば怒りの心が起きる。

愚かなことを思えば愚かな心が多くなる。

牛を飼う人は、秋のとり入れ時になると、放してある牛を集めて牛小屋に閉じ込める。

これは牛が穀物を荒して抗議を受けたり、または殺されたりすることを防ぐのである。

人もそのように、よくないことから起こる災いを見て、

心を閉じ込め、悪い思いを破り捨てなければならない。

貪りと怒りと損なう心を砕いて、貪らず、損なわない心を育てなければならない。

牛を飼う人は、春になって野原の草が芽をふき始めると牛を放す。

しかし、その牛の群れの行方を見守り、その居所に注意を怠らない。

人もまた、これと同じように、自分の心がどのように動いているか、その行方を見守り、

行方を見失わないようにしなければならない。



1話から31話の話の中で善いと思ったお話は印刷して下さい。
出かける際には鞄に入れるなどして、明日への向上心、日常の『心の支え、糧』としてお持ち下さい。

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参考資料 仏教聖典

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