極楽と天国

創業明治３８年

淡路梅薫堂　株式会社
-Awaji-Baikundou-

極楽と天国と幸福

極楽には七つの宝で出来た池があり、中には清らかな水をたたえ、池の底には黄金の砂が敷かれ、

車の輪のように大きい蓮華がさいている。その蓮華は、青い花には青い光が、

黄色の花には黄色の光が、赤い花には赤い光が

、白い花には白い光があり、清らかな香りをあたりに漂わせている。

また、その池の周囲のあちこちには、金･銀･青玉･水晶･の四つの宝で作った楼閣があり、

そこには大理石で作った階段がある。

また、別の場所には池の上につき出た欄干があり、宝玉で飾られた幕で取り囲まれている。

また、その間にはよいにおいのする木々や花がいっぱい咲いた茂みがある。

空には神々しい音楽が鳴り、大地には黄金の色が照り映えて、

夜昼六度も天の花が降り、その国の人々はそれを集め花皿に盛って、

ほかのすべての仏国へ持ってゆき、無数の仏に供養する。

また、極楽の園には、白鳥、孔雀、おうむ、百舌鳥、迦陵頻伽など

数多くの鳥が、常に優雅な声を出し、

あらゆる徳と善とをたたえ、教えを宣布している。

極楽の人びとはこの声を聞いて、みな仏を念じ、教えを思い、人の和合を念ずる。

だれでもこの声の音楽を聞くものは、仏の声を聞く思いをし、

仏への信心を新たにし、教えを聞く喜びを新たにして、

あらゆる国の仏の教えを受ける者との友情をあらたにする。

極楽と天国と幸福

淡路島お線香･お香、製造元

淡路梅薫堂　株式会社
-Awaji-Baikundou-

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