第23話

わたしをののしった、わたしを笑った、わたしを打ったと思う者には、怨みは鎮まることがない。

怨みは怨みによって鎮まらない。怨みを忘れて、はじめて怨みは鎮まる。

屋根のふき方の悪い家に、雨が漏るように、よく修めていない心に、貪りのおもいがさしこむ。

怠るのは死の道、努め励むのは生の道である。

愚かな人は怠り、智慧ある人は努め励む。

弓矢を作る人が、矢を削ってまっすぐにするように、賢い人は、その心を正しくする。

心は抑え難く、軽くたち騒いでととのえ難い。

この心をととのえてこそ、安らかさが得られる。

怨みを抱く人のなすことよりも、かたきなす悪よりも、この心は、人に悪事をなす。

この心を、貪りから守り、瞋から守り、

あらゆる悪事から守る人に、もことの安らかさが得られる。



1話から31話の話の中で善いと思ったお話は印刷して下さい。
出かける際には鞄に入れるなどして、明日への向上心、日常の『心の支え、心の糧』としてお持ち下さい。

(第24話へ)

参考資料 仏教聖典

(淡路梅薫堂へ)

創業明治38年 淡路島お線香・お香、製造元
お線香・お香の初盆・法事お供えは大好物、仏様のご馳走甘茶香 淡路梅薫堂 株式会社
-Awajibaikundo-
656−1531 兵庫県淡路市江井2845−1
   TEL(0799)86−0065           FAX(0799)86ー0224
E-mail awaji-baikundo@iris.eonet.ne.jp