第30話

執着があれば、それに酔わされて、ものの姿をよく見ることができない。

執着を離れると、ものの姿をよく知ることができる。

だから、執着を離れた心に、ものはかえって生きてくる。

悲しみがあれば喜びがあり、喜びがあれば悲しみがある。

悲しみも喜びも超え、善も悪も超え、はじめてとらわれがなくなる。

まだこない未来にあこがれて、とりこし苦労をしたり、過ぎ去った

日の影を追って悔いていれば、刈り取られた葦のように痩せしぼむ。

過去は追ってはならない。未来は待ってはならない。

ただ現在の一瞬だけを、強く生きねばならない。

今日すべきことを明日に延ばさず、確かにしていくことこそ、よい一日を生きる道である。



1話から31話の話の中で善いと思ったお話は印刷して下さい。
出かける際には鞄に入れるなどして、明日への向上心、日常の『心の支え、心の糧』としてお持ち下さい。

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参考資料 仏教聖典

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